岡山 西川緑道公園 周辺 ジャンル超えアーティストが共演  (西川アイプラザ)

岡山を拠点に活動するアーティストがジャンルを超えて舞台で共演する連続公演「ニシガワ図鑑」が2月4日から岡山市北区幸町の西川アイプラザで開かれる。2月の金・土・日曜に8組が出演=別表。人形劇と紙芝居や影絵を組み合わせたり、落語の語りに合わせて切り絵を披露したり、仕掛けを凝らして新たな表現に挑戦する。 劇団やダンスグループの関係者を中心に結成した実行委と同プラザが主催する。それぞれの演目を生物の新種に見立てて眺めてもらおうと、「図鑑」と銘打った。 一つの物語が紙芝居から影絵、人形劇へとつながっていく「こども劇場図鑑」は、紙芝居の主人公がスクリーンに映る影になって歩き、飛び出すと立体の人形になって動き回る。人形を担当する丹原恒子さん(59)=岡山市北区=は「人形劇だけでは限られた空間だが、紙芝居や影絵も加わるとお話の世界が広がる」とアピールする。 江戸時代からの伝統がある奈義町の横仙歌舞伎(県重要無形民俗文化財)と、現代社会の課題を描く認知症演劇がタッグを組む異色の顔合わせも。同歌舞伎保存会の寺坂信也さんと劇団「OiBokkeShi(オイ・ボッケ・シ)」を主宰する菅原直樹さんが時代劇をベースに二人芝居を演じ、両者の活動紹介を織り込むという。 美術作家も共演者に加わり、舞台装置もアートとして鑑賞できる。「舞踏の森図鑑」では、細見博子さん=岡山市=が金属とガラスで作る動物のオブジェに照明を当てて舞台の背景にする。「匿名図鑑」では、障害者の就労継続支援施設・スカイハート灯(ともしび)(真庭市)に所属する画家・音楽家藤本隆美さんの創作の様子が映像で流れる前でダンスを披露する。 実行委の大塲真護代表(66)は「異なるジャンルの表現者が協力することで、観客層を広げていきたい」と話している。 各回一般2千円、学生千円。全公演を鑑賞できる通し券は4千円。