岡山 西川緑道公園 周辺 キャンドルナイト 街灯を消し3000個のキャンドルともす





岡山市中心部にある西川緑道公園(岡山市北区平和町周辺)で5月4日、「西川キャンドルナイトvol.14」が開かれる。


 NPO法人タブララサが主催する同イベント。桃太郎大通りから西川アイプラザ前までの約400メートルの遊歩道を約3000個のキャンドルで彩る。開催時間中は街灯を消し、キャンドルの明かりのみとなる。プロジェクトリーダーを務める大学生の吉川慧(さとし)さんは「1年365日のうち1日だけでよいので、キャンドルをともした西川でスローな時間を過ごしてほしい」と話す。

 使用するキャンドルは、結婚式場で使用後に廃棄されるキャンドルを同法人のメンバーが溶かして作った「ハッピー・シェア・キャンドル」。「幸せの詰まったキャンドルで幸せをお裾分け」という意味で命名した。

 キャンドルの配置はプロジェクトに参加する大学生らのオリジナルデザイン。野殿橋(のどのばし)北側では生花、西川アイプラザ前では和紙などを使った展示を行う。吉川さんは「市街地の中心なのに緑と川がある西川緑道公園の魅力を見直すきっかけになった」と話す。

 中央エリアでは、自然派ワインの店「プレヴナン」がワイン、「よい酔樽(よいたる)屋」が炊きギョーザ入りラーメンとたる詰めハイボール、「AGURA Dining」が骨付きソーセージとフライドポテトなどを提供する。

 野殿橋付近のステージでは、フルート、クラリネット、キーボードの3人でクラシック音楽をメインに演奏する「eve(イヴ)」と、ボサノバなどジャズ・ラテン音楽の「Latinanova(ラティナノーバ)」のライブが行われる。公演時間は17時30分〜。

 開催時間は17時〜21時。雨天は翌日に順延。

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キャンドル3千個で幻想的な演出   岡山市中心部の西川緑道公園

 岡山市中心部の西川緑道公園をろうそくで照らす「西川キャンドルナイト」が4日夜に行われ、家族連れやカップルらが幻想的な明かりの演出を満喫した。 桃太郎大通り南側から、あくら通りまでの約500メートルで、リサイクルしたろうそく約3千個をともした。地面に整然と並べられたほか、タワー型のオブジェや生花と一緒に配置されたキャンドルもあり、行き交う人たちが写真を撮るなどして、ほのかな光が織りなす美を楽しんでいた。 屋外ステージでは、地元グループがラテンやクラシック音楽を披露。バーや飲食店も登場し、イベントを盛り上げた。 家族4人で訪れた赤磐市の会社員男性(30)は「車で通る機会が多い岡山市中心部の魅力を再発見できた」と笑顔だった。 キャンドルナイトは、多くの人に西川に親しんでもらおうとNPO法人タブララサ(岡山市北区岡南町)が毎年企画し14回目。

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