岡山 西川緑道公園 周辺 「ホコテン!」憩いの空間 西川緑道公園筋

 岡山市中心部の西川緑道公園筋を歩行者天国にする「ホコテン!」が4日、開かれた。これまでは市の社会実験だったが、今回から民間でつくる実行委員会が主体。一帯にはハンモックやデッキチェアが置かれ、憩いの空間となった。

 歩行者天国は県庁通りから桶屋橋南の西側の市道約240メートルの区間。沿道のイタリア料理店や居酒屋など3店舗がテイクアウトのランチなどを提供し、通りに設置したパラソル付きのテーブルとイスで食事できるようにした。

 このイベントは昨年度までは市が中心部のにぎわい創出などを目的に2015年度から社会実験として実施。民間主体での継続を打ち出し、今年度からは沿道の店舗経営者やNPO法人などでつくる実行委が企画・運営することになった。

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岡山 西川緑道公園「ホコテン!」満喫

 岡山市中心部の西川緑道公園筋で4日、歩行者天国が行われた。2016年度まで2年間続いた市の社会実験から民間主体の定期開催へ移行して初の実施。好天に恵まれ、大勢の家族連れらが街歩きを楽しんだ。 沿道の飲食店や商店、公園を利用するイベント関係者らでつくる実行委員会が「ホコテン!」と銘打ち開催。県庁通り—桶屋橋南の約240メートル区間で、公園西側の市道を社会実験時より1時間早い午前11時から午後4時まで開放した。 水辺の癒やし空間が普段より広がり、テーブルやデッキチェア、ハンモックなどが並んだ。市民らは沿道の店が提供するテークアウトのランチなどを味わったり、水辺の風を感じながら読書や会話を楽しんだりしていた。 同市南区のパート女性(48)は「いつもは車で通る場所で食事が楽しめ、異空間に来たみたい。また足を運びたくなる」と喜んでいた。 実行委によると、この日は約1200人が来場。計7回行われた社会実験のうち直近(3月)を除いた6回の通行量は各回2100〜3400人程度だった。調査法が異なり単純比較はできないが、実行委の山本和志委員長は「感覚的にはこれまで以上の人出で、安心するとともに励みになった。にぎわいをさらに定着させたい」と話した。 歩行者天国は市中心部の活性化が狙い。定期開催となった17年度は今回を含め5回を予定している。次回は7月23日。

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