岡山 西川緑道公園 八百屋「BAR」で飲食楽しんで

岡山市中心部の老舗八百屋「池田促成青果ラボ」(同市北区本町)で23日、「808(やおや)BAR(バル)+PLUS(プラス)」と名付けた飲食イベントが開かれる。八百屋がBARに“変身”し、信頼を寄せる生産者が手掛けた青果物や調味料などを使ったメニューを提供。レシピは披露し、食材の味を生かした作り方も伝える。
 生産者と消費者をつなぐ場にしようと、経営者の池田一晃さん(48)とフードディレクターの久保陽子さん(39)=岡山市北区=が企画。今回が2回目で、当面は近くで行われる人気の屋外催し「満月BAR」に合わせ、月1回ペースで開催する。
 メニューは久保さんが考案し、23日は鷹取醤油(しょうゆ)(備前市)の調味料やだしを使い、おでん、旬の野菜にしょうゆドレッシングをかけた「春のベジグリル」、卵かけご飯などを用意する。1品500円。板野酒造本店(岡山市北区)と宮下酒造(同市中区)の酒や日本酒カクテルも出す。
 料理は紙食器で提供し、立食形式の店内で食べるほかテークアウトも可能。時間は午後3時-9時。
 2人が仕事ぶりに太鼓判を押す生産者や食品会社の食材を選ぶようにしており、3月に行った第1回の時には鳥取県の農家が作った白ネギやキャベツ、新見市のイノシシ肉などを使った。
 詳細はイベント名のフェイスブックに掲載している。
 池田促成青果ラボは昨年7月に店頭に商品をずらりと並べるスタイルの売り方を一新。キッチンやテーブルを置き、お薦め品などを数点ずつ皿に盛って試食しながら品選びができるスタイルにした。23日に満月BAR
 満月を見ながら飲食を楽しむイベント「満月BAR」(実行委主催)が23日午後5時-9時、岡山市中心部の西川緑道公園で開かれる。今年の初回で、10月まで月1回予定されている。
 野殿橋一帯(同市北区平和町)にブースを設置。周辺のイタリア、スペイン料理店や和食店によるフードメニューが楽しめる。ワインやカクテルといったアルコール、ソフトドリンクもある。
 飲食はチケット制で、今年から料金設定を変更。より多くの人に楽しんでもらおうと、5千円(500円券10枚)だったのを2500円(同5枚)にする。チケットの払い戻しは不可だが、西川近くの飲食店13店で金券として使用できるようになった。小雨決行。